何が基準?補聴器と集音器の違いを説明します(3)

耳の画像2:目からウロコの耳寄より情報局 補聴器の選び方

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引き続き、補聴器と集音器の具体的な違いについてもう少し詳しくお話ししてみたいと思います。

目次

その3 「使う人に合わせた調整ができるかどうか」

聴力がどの程度低下しているのか?どんな音が聞きにくいのか?難聴の程度は人によって様々です。

難聴の人が快適な聞こえ を得るためには、その人の聴力や聞こえに合わせて細かく調整しなければなりません。

どの周波数の音(音の種類)が聞きにくいの か、どのくらい出力を上げると聞こえやすくなるのか、どの程度の雑音や騒音を抑える必要があるのか・・・など、補聴しなければならない ポイントは多岐に渡ります。

当然、価格や機種によって調節できる範囲や機能は違いますが、補聴器を使う人に合わせて調整を 重ねることが出来ることを前提に作られています。

一方の集音器は、音量調節機能(ボリューム調節)は付いていますが、個々の聴力や聞こえに合わせる機能は搭載されてません。

補聴器と集音器の違いについてポイントは、個人個人違う聴力や聞こえの程度に合わせる機能が搭載されているため何度も調整を重ねることで、その人に合った補聴器にしていくことができるところです。

自分に合わせたオンリーワンの補聴器は、他の人が使ったら 良くは聞こえない、いわば自分だけの補聴器です。

集音器は、誰が使っても同じような音のため聞こえに関係なく正常な人でも使えることです。

まとめ

補聴器は高度医療機器であると同時に、使用する人に合わせた調整を前提に作られた製品です。

そのため、「買って終わり」 という物ではないため、販売も高度医療機器販売許可の申請がなされている店舗で、対面販売が基本となっています。

購入する際には、カウンセリングや聞こえのチェックを行い、購入者の聞こえの状態に合わせて、補聴器のフィッティングを行います。

また、購入した後でも、日常生活の中での聞こえの状況に合わせて、購入店で調整を繰り返すことで、より自分に合った補聴器を 作りあげていきます。

一方、高度医療機器ではなく、使用する人に合わせることを前提としていない集音器は、一般の電気店で 購入することができます。

また、通信販売などでも取り扱いができる製品です。 これまでの説明で補聴器と集音器は見た目が同じようでも違った製品だということがいえます。

集音器が良くないということ ではなく、それによる効果もあるわけです。

しかし、補聴器と集音器が同じ機能を持っていて、同じ効果が得られるという 認識は危険です。

広告や宣伝で補聴器と同じものだと思って集音器を購入してしまい、満足な効果を得られないことや、ひいては 健康被害を引き起こしてしまう恐れがあることは大きな問題です。

大切なことは、両者の違いをはっきりと理解したうえで検討する事です。

そして、何より、聴力低下を感じたり、難聴に関して気になる 場合は、自分で解決するよりも、耳鼻科や専門店に相談し、聞こえのチャックを受けて自身のことを確認してみることが大切です。

補聴器と集音器を検討するのは、それからでも遅くはないのです。

 

アイメガネ毛呂山店:うちだ)

 

 

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