老眼は誰もが通る道なのに、老眼を疑い始めた時、目の使い方は正しかったのか、生活習慣が老眼に影響したのではないか、と気になるのではないでしょうか?
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老眼になった猿の話
人間に近い猿人類ボノボが40歳前後になると老眼になるという研究結果が発表されました。
研究グループは、デジタルカメラと巻尺を用いてボノボの耳の長さを測定し、この耳の長さを利用してボノボが毛繕いをするときの目と指間の距離を測定しました。
その結果、野生ボノボの老眼の進行が人間の老眼進行速度と酷似ていることを発見しました。ボノボは毛繕いをするとき目と指の間に一定の距離を維持します。特に40歳を前後にして、その距離が著しく増加します。柳研究員一同は、この毛繕い距離が年齢の増加に応じて指数的に増加することを発見し、この増加のパターンが人間とほぼ一致することを明らかにしました。
(京都大学霊長類研究所 柳興鎭氏が発表した2016年11月7日(米時間)の学術誌Current Biologyより引用)
つまり、読み書きの作業や現代社会の生活習慣が老眼に直接影響あるわけではなく、老眼は老いによるもので、目のピントを調整する仕組みが衰えて起こることが証明されたのです。
老眼と眼精疲労の関係とは?
現代の生活でかかせないスマホを見すぎることで老眼ににた現象が起こるスマホ老眼と呼ばれるものは老化とは関係なく眼精疲労が原因とされています。
老眼と眼精疲労は関係ないものの、スマホなどの液晶画面を近距離で長時間みたり、パソコンを使用する時間が長いと視力は低下するので目は酷使され続け、そのまま放置すれば若年老眼になる可能性があります。
老眼を疑い始めたら
40歳前後で老眼を疑い始めたら、眼鏡専門店での無料相談や眼科受診をおすすめします。
パソコンのモニターやスマートフォンなどが見えづらく感じるなら、老眼鏡を作りましょう。
40歳前後ですと、なかなか老眼という事実を認めたくないという気持ちもあるでしょうが、最近では、40歳前後で老眼鏡をかける人々が増加していることもあり、シルエットがモダンにアレンジされたスタイリッシュなアイテムの老眼鏡が多く揃っています。
一般的な眼鏡とフォルムが分からないアイテムも少なくありません。
目が見えづらくなってくるということは、猿も人間も変わらない自然な老化現象です。
40歳前後で老眼症状が出てきていても特別なことではありません。
少しスタイリッシュな普通のメガネデザインの老眼鏡を作り、見えづらさを解消したいものですね。
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