家族でお出かけする時、子供の何気ない仕草を上手く写真に収める時のコツや注意事項を教えてください
このような疑問に答えます。
コツは、ずばり5つあります
ということです。
この記事を書くボクはWebライター兼編集者として、以前から付き合いのある写真作家の清水毅志さんに講師をお願いし、記事用写真を上手く撮るコツを教えてもらっています。
ちなみに清水さん、2021年度 京都芸術大学(通信教育)にて、学科賞を受賞されています
▶2021年度 京都芸術大学(通信教育) Web卒業・修了制作展
受賞作の一部
でも、いちばん撮りたいのは、人なんです(笑)
ということで、さっそくはじめます!
目次
子供の目線に合わせて写真を撮る
突然ですが、スマホのカメラロールに溜まった子供の写真、大人の目線(パパ・ママの目の高さ)になっていませんか?
もし大人の目線ばかりになってしまっていたら、子供の目線や子供よりさらに低い目線で撮影するをおすすめします。
子供の目線に合わせて写真を撮るメリットとは
では、子供の目線に合わせて写真を撮るメリットにはどんなことが挙げられるでしょうか?
子供らしく、いきいきとした表情に見えやすい点、全体のバランスが良く見えやすい点などが挙げられます
子供の目線に合わせずに写真を撮るデメリットとは
いっぽうで、子供の目線に合わせずに(大人の目線で)写真を撮るデメリットにはどんなことが挙げられるでしょうか?
このように、頭が大きく写ってみえたり、背景の多くが床になってしまいがちです。また、全体感が分かりにくいのも、子供の目線で撮らないデメリットなのではないでしょうか
関連記事▶プロカメラマンに学ぶiPhoneカメラを使いこなす6つの撮影テクニック【風景・食べ物撮り編】
スマホをカメラとして使う時の注意点
ここでひとつ、スマホをカメラとして使う時の注意点をお話すると、基本は縦に持って撮るのではなく横に持って撮ることです。
理由は簡単で、片手だと不安定だからです
確かに、SNSに投稿するなら画角的に縦で撮るほうが良い場合がありますし、この一瞬を逃さないためには、さっとスマホを取り出して片手で撮りたいかも知れません。
ただ、慌てているとつい手ブレ写真になったり、最悪の場合、地面に落としてしまうこともあります。
スマホを横向きに撮影する時には、上の写真にあるように、音量ボタンを使えば、従来のシャッターボタンを使うことなく、カメラに近い感覚でシャッターを切ることができますよ。
子供の目線で撮るためには、しゃがんだり、ひざまずいて写真を撮る必要があり、ちょっと抵抗がある方もいるかも知れませんが、思い切り目線を子供以下に下げて写真を撮ってみることをおすすめします。
子供の元気な姿を連写モードで写真を撮る
続いては、子供の元気な姿を連写モードで撮る、についてです。
連写モードは、子供の元気な姿を撮影するのにぜひチャレンジしたい機能のひとつ。
子供の元気な姿を連写モードで写真を撮るメリットとは
この連写モードを使うと、子供が走っているところやジャンプするような連続写真を撮ることはもちろん、子供の早い動きのなかでピントの合った写真を撮るのにも便利です。
走ったりジャンプするところを撮影すると、子供の動きの変化がよくわかるかわいい連続写真になります。
シャッターチャンスを逃しそうな時こそ、連写をしておくことで、あとからとっておきの1枚を選ぶことができるかも知れません。
iPhoneだとバーストモード撮影がカンタンでおすすめですよ
連写【バースト】モード撮影の設定方法
子供の食事時のアップ写真を狙う
続いては、子供の食事時のアップ写真を狙う、についてです。
子供の食事時のアップ写真を狙うメリットとは
美味しいものを食べているところは子供らしい表情の宝庫なのではないでしょうか。
食べているところ、というより食べることに集中しているといった表現がぴったりかも知れません。
アイスクリームやフォーク、スプーンといった、子供たちのまわりにあるものは、ちょっとした撮影道具になり、とっておきの表情を引き出す手段になります
ちなみに、撮影道具を大人が使うと、おしゃれ要素やコンプレックス克服効果がありますよ
関連記事▶プロカメラマンに学ぶiPhoneカメラ撮影テクニック【人物撮り編②】
パパ・ママ、じいじ・ばあばの言うことを聞いてくれる時期は長いようで短いものです。
子供を写真で上手に撮るためには、とにかくたくさんシャッターボタンを押すこと。
連写モードやアップにチャレンジして、カメラ撮影を楽しみましょう。
子供が自由に遊んでいる所を4点セット写真で狙う
続いて、子供が自由に遊んでいる所を4点セット写真で狙う 、についてです。
子供が自由に遊んでいる所を4点セット写真で狙うメリット
子供が自由に遊んでいる所を4点セット写真で狙うと、写真にストーリー性が生まれて、生き生きとした様子がさらに伝わりやすくなります。
それに対して、上のようなワンシーンだけの写真だと、このまま一歩前進したのか、躊躇しているのか、それとも後退してしまったのか、動きや流れが分かりませんよね。
起承転結のように、子供を連写モードを使って組み写真を意識すれば、遊びの流れを見せることができます。
子供の笑顔の写真にこだわらない
子供はいつだって真剣です。
親からすると「そんなことで?」と思うようなことでも、涙をポロポロとこぼして、小さい身体をぜんぶ使って訴えかけられたこと、ありませんか?
遊ぶことや、食べることに対して、大人がスマホをいじくりながらで片手間でするようにではなく、目の前のことに全力投球なんです。
だからこそ、笑顔にこだわらず、驚いたり、落ち込んだり、すねている時の表情もたくさん撮って欲しいものです
さいごに
親は子供にとって最強のカメラマン、自信を持ってたくさん写真を撮り、良い思い出をたくさん残しましょう。
モデル協力をいただいた沈さんご家族、ありがとうございました!一緒にムーミンバレーパークに行けて楽しかったです!
✅モデル協力をいただいた沈さんからの後日談✅
帰る際、子供たちは駐車場に戻った途端、それも、車にエンジンをかける前に寝ちゃったそうです。
よっぽど疲れていたんでしょうね、、、(笑)
以上、子供を写真で上手に撮る5つのコツ、をお伝えしました。
この記事を読んで、今までとちょっと違ったアングルで、違った表情で我が子を撮影してみようかな、思っていただけたら嬉しいです。
次回は、風景や花を写真で上手に撮る5つのコツについてお届けします。
✅景色を撮るための明るさの調整方法は?
✅風景の前に○○を置いて撮るとバランスが良く撮れる!?
✅アングルは目の高さで撮るのがベスト?
など、情報盛りだくさんでお届けする予定ですので、お楽しみに。
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【記事監修】アイジャパン株式会社 事業本部コミュニケーションデザイン部 木村幸生
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