あなたは鼻と耳に当たるメガネが原因で、痛みを感じたことはありませんか?
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メガネの重さって、平均どのぐらい?
メガネは耳にツルをかけて、前方の鼻あてとともにその重量を支えることになります。
平均的な重さは35グラムとされていますが、チタン、プラスチック、超弾性樹脂などフレームの素材ごとに、多少の違いがあります。チタンなら10グラム以下が平均的です。
35グラムと数字にすると軽いようでも、いざ装用するとなれば、想像以上に重く感じるために疲れてくるものです。
メガネの重量の大半を占めるレンズで、視力が悪く厚みのあるレンズにすると、それだけ重くなるのです。
しかし、顔にフィットしているのであれば、レンズを含めた重みは均等に分散されて、支点のどこかに重心が偏らずに済むので長時間の使用が出来るのです。
フィッティングを「できない」または「しない」メガネ店があります
しかし、量販店で販売しているメガネをほとんど調整することなく購入したりすると、度数だけしか確認せず、全体が顔にフィットしていないということが起きてしまいます。
そうなると、耳にかけるツルが支えとはならず、レンズのある前方、つまり鼻あてに重さがかかってしまいます。
それだとメガネが重く感じてしまいますし、外したときに鼻あてがあった場所に、くっきりと跡が残るのです。鼻パットの部分の負荷が大きすぎると炎症となることさえあります。
それに耳にフィットしていないと、耳が痛くなったり目が疲れるすることもあります。そのような状態では、長時間の使用は辛くなるので、快適にものを見ることができなくなります。
少しでも重量を感じないようにしたいのであれば、フレームを極限に減らす縁無し、いわゆるリムレスにしてみるという方法があります。リムレスタイプでフレームの重さがなくなれば、長時間の使用も快適にできます。素材ごとの重量の差など考える必要はないのです。
さらに鼻あての部分を取り去って、頬骨で支えるリムレスタイプもあります。そのタイプであれば鼻あてよりも広い支点となり、重量の分散が更にしやすくなり、メガネが軽くなります。
ただ、使用していく中でレンズとツルとを接続する部分の緩みが出やすいので、定期的なメンテナンスをしなければ、重量を均等に分散しにくくなります。
メガネを買うときは、重さも確認してから。しっかりフィッティングを行ってくれるお店が良いですね。自宅でゆっくりメガネを選んでから、店舗でフィッティングできると選びやすそうです。
記事監修 アイジャパン株式会社 ビジョン&ヒアリング・ケア事業部 木村 幸生
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