あなたは「めがねレンズ」と聞いて、どのようなレンズを想像しますか?
今回はめがねレンズの特徴や選び方、メンテナンス方法、レンズメーカーについてお話ししますね。
目次
めがねレンズの種類は大きく分けて2つ
レンズの種類は大きく分けて凸レンズと凹レンズがあります。
凸レンズは周辺部より中心部のほうが厚い凸形をしていて光を集める性質をもっておりプラスレンズと 呼ばれています。
凹レンズは凸レンズと逆に周辺部から中心部にかけてレンズがだんだん薄くなる凹形をしていて光を 拡散する性質をもっておりマイナスレンズと呼ばれています。
めがねレンズによる矯正の仕組みとは?
たとえば近視の人は屈折力が強く網膜の前に焦点があってしまいます。
それを凹レンズを使うことで 一旦光を拡散させ、網膜に焦点が合うようにすることでものがはっきり見えることになります。
これがめがねレンズによる矯正となります。
遠視の場合はこれの逆で凸レンズで一旦光りを収束させ網膜に焦点を合うようにします。
めがねレンズの用途による分類
めがねレンズ矯正の基本は分かっていただいたかと思いますので、実際にどのような 種類があるのか?スポーツや料理、PCなどの利用シーンごとにご紹介します。
①単焦点レンズ
②二重焦点レンズ
二重焦点レンズ 同じレンズの中に違う焦点の部分があるレンズです。
広いところで遠くを見て、狭い小玉の部分で近くを見ることに なります。
この二重焦点レンズは見た目がいかにも「老眼」というイメージ があり、累進屈折力レンズの普及により販売は少なくなっています。
③累進屈折力レンズ
③-A遠近両用レンズ(遠・中・近タイプ)
③-B室内用レンズ(中・近タイプ)
③-Cデスクワーク用レンズ(近・近タイプ)
③-A 遠近両用レンズとは?
境目のない遠近両用レンズといわれているレンズです。
ひとつのメガネで快適に過ごせる代表的な常用レンズであり、遠くがすっきり見渡せて、手元の文字までハッキリご覧になることができます。
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外から見た目は二重焦点レンズのような境目 がなく、近視、遠視矯正の単焦点レンズと見た目がかわりません。
遠くを見るレンズ内の場所から近くを 見る場所に度数が連続的に変化していくので「累進屈折力レンズ」というような難しい名前になっています。
③-B 室内用レンズとは?
手元の細かい文字や室内空間をご覧になることが多い方に最適なタイプ。
パソコン使用や会議用、お料理用としてもおすすめです。
③-C デスクワーク用レンズとは?
長時間、本や新聞をご覧になったり、パソコン操作をするときに広くハッキリ楽に見えるタイプ。
老眼鏡での掛け外しのわずらわしさを解消する、便利なタイプのレンズです。
めがねレンズは薄型に交換したほうが良いのか?
実際に眼鏡を購入する際に、どうしようと思ってしまうのが薄型レンズにするかどうか、気になるところではないかと思います。
しかし、それが高価だったり、レンズに色のにじみが出やすくなるなど、のデメリットもあります。
ここでは薄型レンズにする際のメリットを大きく3つに分けてお伝えします。
めがねレンズを薄型に交換するメリットは3つ
①レンズの縁の歪みが小さくなる
②目が小さく見えにくい
それが原因で、自分の目が小さく見えてしまうのです。
薄型レンズは球面の程度数が小さいので、自分の目が小さくなってしまう危険性を少なくします。
③眼鏡が軽い
したがって、レンズの体積が小さいのでレンズ自体の重さも小さくなります。
以上が、メガネのレンズを薄くする3つのメリットです。
メガネを購入する際や、度数をあげようかお困りの時は、以上の三点に注目して頂くのがオススメです。
メガネの度数をあげる際によくある悩み
メガネの度数をあげなくてはならないときに懸念されるのが、度数の強さで自分の目が小さく見えてしまうこと。
実はこれには対策がいくつか存在するので、それをお伝えします。
目が小さく見えてしまう理由は主に二つあります。
- メガネの度数が強い&レンズの屈折率が低い
- 目とレンズの距離がある
一つ一つ解説をしていきます。
メガネの度数が強い&レンズの屈折率が低い
メガネの度数が強いと目が小さく見えるようになります。
この方のレンズは-9.50です。
この方のメガネの度数は相当高いので、レンズ越しに見える彼の顔の輪郭や、目が歪んで小さくなっているのです。
しかし、この方の場合レンズの屈折率を上げ、レンズの大きさ(幅と高さ)を小さくしているので、目が小さく見えるのを最大限防いでいます。
このメガネ店は目が小さくなってしまうということをうまく扱っています。
目とレンズに距離がある
メガネを顔から離せば離すほど目の大きさは小さくなっていきます。
自分の鏡を見て、メガネ越しの自分を見ながら、メガネを顔から話していくと自分の目が小さくなっていっているのがすぐわかります。
「目が小さくなる」の対策とは?
目が小さくなっていかないために主に3つの対策が考えられます。
①メガネのレンズの小さくする
②メガネの屈折率を大きくする
③レンズと顔の距離を狭くする
これに関しても一つ一つ見ていきましょう。
①メガネのレンズを小さくする
メガネのフレームが大きければ、目だけでなく顔の輪郭まで、小さく見える範囲が大きくなってしまいます。
ボストン眼鏡やラウンド眼鏡のような、小さなフレームのメガネを選ぶようにしてください。
②メガネの屈折率を大きくする
メガネの屈折率にはさまざまな種類があります。下の画像をご覧ください。
ブラスチックのメガネとガラスのメガネにはそれぞれ7種類と5種類のメガネの屈折率が存在します。
屈折率が大きいほど薄いレンズでモノを見ることができ、レンズも薄いので、レンズの縁側の景色のゆがみも軽減されます。
屈折率が大きくなるほど、メガネの厚みがなくなるので、それだけ目が小さくなることはありません。
屈折率の高いメガネを選んでください。
③レンズと顔の距離を狭くする
出典:https://twitter.com/hina_3x/status/643772198763687936
これはガールズユニットのたかのひなさんのTwitterのキャプチャー画像です。
メガネを顔から離すにつれて目がこんなにも小さくなくなるのです。
これはちょっと極端な例ですが、、、
フレームを選ぶときにできるだけレンズと目の距離が近くなるようなフレームを選んでください。
目とレンズの距離が離れれば離れるほど目の大きさは小さく見えます。
フレームの鼻当てがないフレームはメガネが下がりやすいですが、このページにもあるように対策はあります。
目とレンズに距離があることや、メガネのレンズの屈折率が低いことが、目が小さく見えることの主な理由となります。
それを最大限防ぐためにレンズと目の距離が近いフレームを選ぶ、レンズの屈折率を高める、フレームが小さいものを選ぶようにすることで、最大限に防ぐことができます。
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めがねレンズのメーカー一覧
ここでは日々進化し、平素よりお世話になっているめがねレンズメーカーを一覧でまとめてみました。
光学ガラス製品の専門メーカーで、社名は発祥の地である東京都保谷(ほうや)市(現在の西東京市)に由来します
眼鏡レンズ及びフレームのメーカー。
オーダー型から、目的に合わせたレンズまで、多彩なラインナップを取り揃えています。
眼鏡レンズの専門メーカーで、レンズの素材開発から設計、加工、販売まで一貫体制で行っているのが特徴です。
2000年に光学メーカーである Nikon(日本)とフランスのエシロール・インターナショナル(フランス)によって設立されためがねレンズメーカー.
福井県鯖江市にある眼鏡レンズメーカーで、プラスチックレンズ、ガラスレンズの製造販売、輸出・輸入を行っています。
大阪府東大阪市にある眼鏡及び眼鏡レンズ総合メーカーです。
福島県田村市にある眼鏡レンズのメーカーです。
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まとめ
いかがでしょうか?
あなたもお近くの眼鏡店で自分にピッタリのレンズを見つけて下さいね!
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