ヘッドホンで難聴に?症状と予防法と防止策
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イントロダクション
平成の歌姫、浜崎あゆみさんが突発性難聴を発表したのは2008年のことでした。
原因ははっきりとわかっていないようですが、一部では歌手であるがゆえに、これまで大音量にさらされてきたことが原因なのではと言われています。
現在多くの若者が、ヘッドホンやイヤホンを使って、大音量で音楽を聴いています。
それを見かねた世界保健機関(WHO)は、現在11億人の若者が難聴になる可能性があると2015年2月27日に発表しました。
世界に警告を発したのです。
普段からヘッドホンやイヤホンを使って音楽を聴いている人、工場やパチンコ店で大音量にさらされている人は、難聴になる可能性が十分高いのです。
ここでは、ヘッドホンやイヤホンによる難聴を防止するための予防策や、難聴の症状、また安全とさせる音量の例をいくつか紹介したいと思います。
ヘッドホン・イヤホン難聴の原因とは?
大音量の音を聞くと、蝸牛と呼ばれる耳の中の細胞は傷ついてしまいます。
一定時間が経過するとそれは修復されるのですが、毎日大音量の音を聞き続けると、蝸牛の細胞は壊れるばかりで、修復が追い付かなくなり、結果として細胞は死んでしまいます。
それが音が聞こえなくなってしまう原因の一つです。
一日聞いていて安全な音量は何dB?
WHOが発表している、聴いていて安全でないとされるボーダーは、85dBで8時間、100dBで15分です。
85dBの音の大きさは、歩道を歩いている時の大通りの車の騒音と同じくらい。
100dBとは車のクラクションと同じくらいの音量です。
音楽プレイヤーで最大音量で聞いていたら約4分で耳に悪影響があるそうです。
難聴の症状とは?
これらの症状に該当する人はイエローゾーンです。
一つでも当てはまっていたらヘッドホン・イヤホンで音楽を聴くのはやめましょう。
- 友達の声が聞こえづらく、言っていることがわからないことがある
- 周囲の音が聞こえづらくなる
- 耳のなかに何かが詰まっている感覚がある
- 耳鳴りがする
- 耳の中が痛い
WHOに推奨されている防止策とは?
以下の3つが、WHOが推奨している予防策です。
これらに気を使いながら難聴を防止して下さい。
- クラブやライブなどの大きな音を聞くところで15分以上長居しない。
- 大音量にさらされる場合は耳栓をする
- 外界の音をシャットアウトする耳栓を購入する。
もしも突発性難聴になってしまったときは?
早急に耳鼻科に行きましょう。突発性難聴になって、治るひとと治らない人の境界は、症状を感じてから48時間以内に治療をしたかどうかになるようです。
感じたときはできるだけ早く耳鼻科に足を運んでください。
一生後悔することになってしまいます。
相談は無料です。
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