
こんにちは、サイト管理人Kです。
今回は、食器や調味料など、どこの家にもある日用品をスマホでアートっぽく写真を撮る方法をご紹介します!
ひとことで言えば、色や影を活用してちょっと画像を加工をすれば、誰でも簡単に、部屋に飾りたくなるようなアートっぽい写真が撮れる、ということです。
例えば、おやつに買ったシュークリーム。
フワフワっとした、柔らかく美味しそうな印象を受けます。

ここに照明を当てて、色彩を変えるとこのように、、、


シュークリームがちょっとハードボイルドに、、、食べたら硬そうな印象に変化しますよね?
何をどう変えることでこのような写真になるのか、知りたくないですか?
教えてくれるのは、写真家の清水毅志さん。

以前にも何度か、教えていただいたことを記事にしています。
プロカメラマンに学ぶiPhoneカメラを使いこなす6つの撮影テクニック【風景・食べ物撮り編】
プロカメラマンに学ぶiPhoneカメラを使いこなす5つの撮影テクニック【人物撮り編①】
プロカメラマンに学ぶiPhoneカメラ撮影テクニック【人物撮り編②】
それではまず最初にちょっとだけ座学をさせていただきます。
もし、アートっぽい写真がどんなものか早く知りたいあなたは、ここを飛ばして写真をご覧ください。
目次
写真を撮る目的
写真を撮る目的は何かといえば、次の3つです。
1. 記録性→ 例:記念写真、家族写真
2. 情報伝達性→ 例:報道写真、ファッション写真
3. 表現性→例:アート写真
われわれ一般人は、写真を撮るほとんどの目的って、一番目の【記録性】ですよね。
今回は、記録するためではなく、【表現性】を持たせるという目的ですすめていきます。
そもそもアート(写真)とは
アートとは何か?と問われれば、「無くても困らないけど、あると生活が楽しいもの」といったところでしょうか、、、
ですから、アート写真といえば、自分が面白いと感じた形や色、状況を写真で表現したものだと言えます。
どんな写真がアートっぽく見えるのか?
では、実際にどんな写真がアートっぽく見えるのでしょうか?例えば、、、
・鑑賞者に何らかの感情を引き起こす写真
・パッと見た時にすぐ理解できるのでは無く、鑑賞者に考えさせる写真
・部屋に飾った時に格好良いと感じられる写真
・写実表現より抽象表現的な写真
このように、何か印象的で感情を揺さぶる写真がアートっぽく見えるための要素になると言えるでしょう。
さて、座学もそろそろ終盤。
このあたりから実技に入っていきましょう。
用意するもの
まず、用意するものについてですが、以下の3点が必要になります。
①スマートフォン(ここではiPhoneXRを使って解説します)
②白と黒の画用紙(布でも良いです)

③懐中電灯(電池式でも良いですが、LEDがなお良いです)

身近なもので抽象的な写真を撮る5つの設定
では、身近なもので抽象的な写真を撮るための設定にはどんなことを意識すれば良いのでしょうか?
【設定①】写さないものを決めて撮る
全体を写すのではなく一部を大きく切り取ってみるということ。
例えばこの写真、何だか分かりますか?

正解は、【おろしがね】です。

では、これは何でしょうか?


正解は、【ざる】です。
このように、全体を写すのではなく被写体の一部を大きく切り取ってみるということで、パッと見た時にすぐ理解できるのでは無く、鑑賞者に考えさせる写真に仕上がり、ちょっと驚いてもらえます。


記事の冒頭で紹介したように、排除するのは被写体だけでなく、色彩にも応用できます。
たとえば、台所にある味の素ですが、、、

余計なものを写さないようにしたあとに、、、

色彩を調整したら、ちょっとハードボイルドな味の素に早変わり。

トリミングなどの技法がそうであるように、何かの要素を集中して見せたい時には、余計な色、余計な情報を抜いていくのがコツです。
【設定②】対象物ではなく影を撮る
例えば、家庭にある何の変哲もない穴の開いた【おたま】ですが、、、

まず、最初にお話した写さないものを決めて撮ってみると、、、

その際に、丸い穴から蛍光灯の光が見えたのをヒントに、懐中電灯を当ててみると、、、
綺麗に光が写ったので、被写体ではなく、影そのものを撮影してみました。
(撮影時のフラッシュやHDR機能はオフにしておきましょう)

こちらも何の変哲もない食器ですが、影が綺麗に写っていますので、、、

【食器+影】で撮影してみました。

対象物そのものより、影が印象的だったので、影を撮影してみたら、アートっぽくなりました。
【設定③】スクエアにして撮る
例えば、これはスマホを縦にしてそのまま撮った写真ですが、、、

撮影方法をスクエア(正方形)に設定してみると、、、

これだけで、ちょっとアートっぽい写真を撮ることができます。
ちなみに、スクエア(正方形)な写真にするためには、
①写真を撮る時に、スクエアに設定する
②写真を撮ったあとに、スクエアになるように編集(加工)する
という2つの方法がありますが、おすすめなのは、①写真を撮る前に設定しておくことです。
理由は、あとから編集するより簡単だからです。
スクエア(正方形)の設定方法
続いて、スクエア(正方形)の設定方法をご紹介します(iPhoneXRの場合)
写真を撮る時に矢印部分をタップします。

写真のタテ・ヨコ比(ここでは4:3)が表示されますので、

1:1(スクエア)に変更すれば設定完了です。

写真を撮る時に矢印部分をタップします。

このように、対象物をスクエア(正方形)に撮影してみたら、アートっぽくなりました。
【設定④】コントラストを調整して撮る
例えば、家庭にある何の変哲もない【アルミホイル】ですが、、、

例によって、余計な被写体を排除した状態から、、、

さらにコントラスト調整すると、こんな感じに、、、

比較すると分かりやすいですね。

コントラスト調整する方法
コントラスト調整する方法は以下の通りです。
カメラの【編集】をタップします。

横にスワイプして、【コントラスト】を選択します。

コントラストをはっきりさせたい(濃)ので、右に調整すると、、

標準値(0)のコントラストを最大値の濃さ(100)に調整できました。

このように、暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るく見せることで、陰影のメリハリをつけるのがコツです。
【設定⑤】単色から多色にして撮る
例えば、家庭にある何の変哲もない【江戸切子のグラス】ですが、無色のガラスの隙間を上手く利用して撮ってみたいと思います。

白い画用紙を敷きつつ真上から撮影すると、、、

こんな感じに、青と白の対比が鮮明になりました、、、

続いては、画用紙を赤に変えて撮影してみますと、、、

青と赤の対比が、ガラリと印象が変えてくれます。

ついで青色の画用紙があるので、使ってみます。

このように、色が綺麗に出そうな素材であれば、単色ではなく、多色にしてみるとアートっぽくなります。
【設定⑥】光のあて方を変えて撮る
例えば、家庭にある【泡立て器】ですが、、、

懐中電灯をであらゆる角度から光の当て方を変えてみようということに、、、

被写体と影の写り具合をチェックします。
斜めから、後ろから、、、

そうすると、印象の違う写真になりました。


さらに、色彩をシンプルにして、ハードボイルドな印象にしてみましょう。


光の当て方を変えて撮ることで、どの家庭にでもある日用品がアートっぽく見えるようになります。
まとめ
アートっぽい写真の要素は足し算ではなく引き算の視点で撮る。
トリミングなどの技法がそうであるように、何かの要素を集中して見せたい時には、余計な色、余計な情報を抜いていくのがコツ。
編集後記
今回の撮影現場は、清水さんのご自宅でした。
ご家族がお留守の合間のひとときでしたが、愛犬と仲良く楽しい撮影タイムになりました。
家に帰ってやってみます!
アートっぽく撮れるかな、、、

今回の記事は以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、【ウィズコロナを楽しむ】日用品をスマホでアートっぽく撮る方法その②、というタイトルでお届けします。
✅アートっぽく撮った写真を実際に額装して飾るには?
✅写真にする紙はコピー用紙でも大丈夫?
など、といったテーマでお届けしますので、お楽しみにお待ちください。
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【記事監修】アイジャパン株式会社 事業本部コミュニケーションデザイン部 木村幸生
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