耳が少し聞こえづらくなってきたと自覚があったり、家族からテレビの音が大きいという指摘があるなら、聴力低下の可能性があります。
自己判断をせずに以下3つのポイントをおさえてみてください。
目次
耳鼻科に行って診てもらうこと
“急に聴こえなくなった”となると、突発性難聴の可能性があります。
確認したら片方の耳だけ聴こえにくいとなると、より難聴の可能性があります。
突発性難聴は、ウイルスなどの炎症が原因とも言われますが未だに明確な原因はわからない病気ですから、早めに受診し、適切な治療を受けることで聴力が回復することもあります。
しかし反対に治療をしないで放っておくと聴力が回復しなくなる怖い病気です。
聴力が回復する可能性は期間別に3段階あります。2日、1週間、2週間です。
2週間以上経つと聴力の回復が困難になるため、いかに早く治療するかが必要です。
大切なのは、少しでも疑いがあるならすぐに耳鼻科に行って診察をうけることです。
早めの治療が大切という認識をしておきましょう。
聴力を確認すること
聴力検査は、耳鼻科に行けば出来ますが、今はメガネ屋でも検査可能ということをご存知でしょうか?
いまでは、耳の年齢をチェック出来る聴力検査アプリというものも存在します。
どのくらい自分が聴こえているのかというのは検査で確認することが望ましく、確認はしておいて損はありません。
いきなり耳鼻科に行くことにハードルが高いと感じたら、まずは全国のメガネチェーン店などで聴力検査をしてから耳鼻科に行ってみるのもいいでしょう。
老人性難聴などは、時間の経過と共に変化するものです。聴力測定をすることで、自分の聴力変化に気づくことができ、補聴器の必要があるかを確認できます。
聴力の低下が気になったら、今の自分の聴力状況を把握するためにも、聴力測定してみてはいかがでしょうか。
もう一度同じ音を聞いてみること
音の阻害要素には、三要素があります。
健聴者でも、同じ音で聴こえたり、聴こえなかったりすることがあり、補聴器調整者にとっては苦労する部分ともいえます。
一つ目は、距離です。
音は、近ければ近いほど大きく聴こえ、離れたら離れた分だけ小さく聴こえます。
どちらが聴こえやすいかは、健聴者・難聴者関係なく近くでので、もう一度、一歩近づいて聞いてみることはとても大切です。
二つ目は、騒音や環境音です。
静かな所で電話している場合と、騒音が気になる所で電話する場合とでは聴こえ方は変わります。
周りの異なる環境により状況は変わるので、それにより聴こえ方は変わります。
三つ目は、意識と集中です。
何かに集中している人に話しかけても気がついてもらえないという経験はありませんか?このことが原因していることで聴こえないと思う家族の方が多いのですが、健聴者・難聴者関係なく、聞こうとしなければ聴こえないということです。
もう一度聞き直しをすることで、音の阻害三要素が原因しているか確認することができます。
自分自身の聴力の低下が気になったらまずは、こちらの3つのポイントをおさえてみてください。
自己判断すると適切な処置が受けられなくなる場合もあるので詳しくは耳鼻科医やメガネ屋さんの専門知識のある方に相談してみましょう。
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