こんにちは、サイト管理人でこのブログを執筆するKです、3度目の緊急事態宣言ですね。
早く、24時間マスクの要らない生活がしたいよ〜
前回はテレワーク時で眼が疲れた時のセルフケアや正しい姿勢の作り方について解説しました。
テレワーク疲れの原因は、パソコンやスマートフォンと一日中にらめっこしている「目」にあると言っても過言ではありません。
今回は、テレワークと【蜜】に関係しているパソコン画面を見ないでタイピングする方法や、キーボードを使わず文字入力する方法など、いかに目に負担をかけないでテレワークするかについて解説していきます。
この記事を書くボクは、網膜剥離を患って、地獄のうつ伏せ生活を経験したことをきっかけに、コロナ前からテレワークを中心とした働き方をしており、眼に負担をかけない働き方を研究し、実践しています。
目次
①ブラインドタッチを覚えるメリットは?
そもそもパソコンがそれほど普及しなかった頃からデスクワークをしている40〜50代の方だと、毎日パソコンを使っているにも関わらず、ブラインドタッチという言葉すら知らないかもしれれません(かくいうボクも10年前までは知りませんでした)
そこで、ブラインドタッチを覚えるメリットや活用事例、身につけ方についてまとめてみました。
作業時間の短縮
ブラインドタッチを覚える最大のメリットは、一定時間内に入力できる文字数が増やせること。
業務日報や報告書など、1時間に500文字しか打てなかった人が1,000文字打てるようになるということになったら、それは立派な業務効率化ですよね。
目の周りの筋肉疲労の軽減
ブラインドタッチができれば手元のキーボードを見る回数が激減します。
ということは、首や視線の上下動が減ります。
さらには、首や目の周りの筋肉への負担が減り、目の疲れが軽減されると考えます。
考えるスピードとタイピングスピードが限りなく一致するため思考に集中することができる
これは、ボクが隠れたメリットだと感じていることですが、タイピングの遅い人の多くは打ち間違いやキーを探すことに意識を奪われているため、知らず知らずのうちに集中力を欠いています。
ブラインドタッチができる人は無意識にタイピングをしているので、キーを打つことに意識を奪われず、文章を打ちながら次のことを考える余裕が生まれます。
②ブラインドタッチは基本ITスキル
ブラインドタッチといったキーボードを打つスピードと仕事の生産性との関係について、名古屋経済大学 経済学部 大黒光一教授によれば、
「社会人基礎力」にある「基本 IT スキル」として、企業が求めているスキルを整理すると、 ①「キーボードを使って文字が打てる」ことと、「Excel、PowerPoint の基本的な機能を理解し使える」ことが最低限のスキルである。 ② 加えるなら、「検索エンジンを使って検索をスムーズに行える」ことと、「SNSなどのリスク、使用ルールを理解している」ことが求められている。 と整理出来る。
といいます。
キーボードを打つスピードは仕事の生産性に大きく関係すると考えて良いでしょう。
③ブラインドタッチの活用事例
キーボードを打つスピードが今まで2倍になれば、毎日30分かかっていた報告書が15分で終えることができます。
ChatWorkやSlackといったコミュニケーションツールを頻繁に使えるようになり、すぐに返信が欲しい場合やちょっとしたことを聞きたいときなどに重宝します。広い社内でもわざわざ相手の席まで行くことなく会話ができます。
④ブラインドタッチの身につけ方
ホームポジションを守る
FキーとJキーそれぞれに突起がありここに左右の人差し指を置くルールになっています。
下手に動かしたりすると、余計に混乱してブラインドタッチが覚えにくくなります。
また、このホームポジションと同様に大切なのが、ホームポジションに置く手をどうやって支えるのか?ということです。
ホームポジションから、手を遊ばせないように、手首の根本や肘を支点にしておかないと、ホームポジションに戻って来れなくなる場合があります。
扇の要のように、上下左右に動かす時の支点が必要ということを覚えておきましょう。
手元を見ない
ブラインドタッチとは、直訳すると、暗いところでもタッチ(触ることができる)できること。
停電した時に、壁をそっと触ってトイレに行ったり、テーブルにぶつからないように指先の神経を注ぎ込んだ経験があると思います。
真っ暗で何も見えなくなった瞬間のあの時の不安を思い出し、キーボードを見ることなく手探りで打つべきキーを探す感覚を大切にしてみて下さい。
間違った時点で手を止めて書き残す
ボクのような我流でしかキーボードを触ってこなかった方におすすめしたいのが、この方法です。
タイピングソフトを使って練習するとミスタイピングした具体的なキーを教えてくれるので、その都度手を止めてメモしておくのです。
ボクの場合は、R、T、Yキー(両方の人指し指)あたりがいまだに苦手です。
面倒くさいと思うかも知れませんが、悪い癖のついたキー操作をする指を特定すると効果てきめんですよ。
補足
ブラインドタッチに関連して補足しておきたいのが、ショートカットキーです。
キーボードの中だけで作業を完結させることができると、マウスをカチカチ動かす必要がなくなるため、手や腕、肩の筋肉疲労を軽減することもできます。
⑤正しい姿勢(目線)にモニターを合わせる
前回にお伝えした正しい姿勢はキープできてますか?
令和元年9月6日に一部改正された「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン」では、
「テレワークを行う作業場が、自宅等の事業者が業務のために提供している作業場以外である場合には、事務所衛生基準規則(昭和47年労働省令第43号)、労働安全衛生規則及び「情報機器作業における労働衛生のためのガイドライン」(令和元年7月12日基発0712第3号)の衛生基準と同等の作業環境となるよう、テレワークを行う労働者に助言等を行うことが望ましい」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01603.html
とされています。
例えば、ディスプレイとおおむね40センチ以上視距離を確保するとあります。
この視距離の確保できない場合、特に30センチ以内でものを見る作業は近業(きんぎょう)と呼ばれ、近視が進行する大きな原因とされています。
大人になったら進行が止まるとされる近視ですが、大人になっても進行する可能性があると指摘する専門家もいます。
その原因として、日本眼光学学会の元理事で梶田眼科の院長である梶田雅義医師が挙げるのが、度が合っていないめがねやコンタクトレンズです。
めがねの度が強いと、遠くはよく見えるようになりますが、焦点は奥に行きすぎてしまいます。
眼精疲労などの患者4万人の目を診てきた梶田雅義医師ですが、
「診療でやってくる8割から9割ほどの患者は度が合っていない」
「遠くを見るために度数の強いめがねを作っても、パソコンなど30センチ以内の近業の時間が1日で大半を占めるなら、目に大きな負担がかかってしまい、近視が進んでしまいます。眼科で視力、近視の程度をしっかり診察してもらって、それぞれの生活に応じた、目に合うめがねやコンタクトを作ることが大切です」
といいます。
(PR)テレワークで目の疲れを感じているなら、デスクワーク用のレンズ(近々レンズ)を試してみることをおすすめします。
老眼鏡のような単焦点レンズの場合だと、PC画面が見えるように矯正すればキーボードを見るには度が弱くなりますし、キーボードに合わせて矯正してしまうと、画面を見るのに度が強すぎて目が疲れてしまいがち。近々レンズはキーボードに視線を落とせば度が強くなり、視線を上げて画面を見れば度が自然に抜けてきますので、どちらもストレスなく見ることができます。
そもそも、近々レンズはパソコンの普及に合わせて登場してきた背景があり、デスクワークにもっとも適しているといえます。
⑥目に休息を与えるための3つのアイデア
文字入力を音声入力に変える
スマートフォンのマイク入力のマークがあることはご存知だと思いますが、これでLINEのやり取りなどをしたことはあるでしょうか?
この音声によるメッセージのやり取り、海外ではかなり普及しています。
ボクも実際にやってみると本当に便利ですし、何より長文のテキストをちまちま入力しないで済むのが快適。
音声入力はスマートフォンにとどまらず、パソコンも同様で、WordやExcelでも簡単に音声入力ができます。
目を温める&冷やす
レンジで温めて使うタイプや使い捨てのタイプなど様々ですが、目がショボショボしてくる夕方などに目の周りを温めてみてください。
周りの筋肉がほぐれてシャキっとしますよ。
冷蔵庫で冷やして使うタイプは、交互浴と同じで冷やす・温めるを繰り返すと目の周りの血がめぐる感覚があります。
本やネットからの情報を「音」で読む
読書をする場合、音読するのがおすすめです。
スマホでKindleを使う時には、音声読み上げ機能がありますし、オーディオブックなら、プロのナレーターが快適に読み聞かせてくれます。
また、ボクの場合、お気に入りのブログですら、無料アプリを使ってできるだけ音読をしています。
目で文字を追うのが辛くなるまえに、このように、できるだけ耳を積極的に使ってみることをおすすめします。
まとめ
以上、コロナ禍のテレワーク疲れが目から来る理由【パート②】いかに目に負担をかけないで仕事するか、をお伝えしました。
この記事を読んで、日頃、酷使しがちなあなたの目を休めるキッカケにしてもらえたら嬉しいです。
次回は、スマホが目や脳に与える影響についてまとめてみたいと思います、お楽しみに。
あなたに、目と耳に関する「これが聞きたい!」「これが知りたい」がありましたら、メッセージをお寄せください。
スタッフが必ず拝見し、このブログ上でできる限り回答させていただきます。
【記事監修】アイジャパン株式会社 事業本部コミュニケーションデザイン部 木村幸生
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