ips細胞活用で難聴を根本治療出来る時代が来る?

医者の画像1:目からウロコの耳より情報局 最新の耳に関する情報

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遺伝性難聴に悩んでいる方に朗報が飛び込んできました。

iPS細胞活用で、音の振動を神経の電気信号に変換する内示の仕組みに異常がある遺伝性難聴の治療薬の実現可能性が高まっています。

目次

遺伝性難聴とは?

遺伝子の異常によって引き起こされる難聴のことで、遺伝形式によっていくつかに分類されます。

先天性難聴は約1000人に1人生まれるとされ、その約半数が遺伝性難聴と推測されています。

日本の総人口が1億2000万人だとして、先天性難聴が12万人、そのうち遺伝性難聴が6万人という計算になりますね。

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音を感じることが出来る理由

音の伝達の仕組みとしてカリウムイオンを含むリンパ液で満たされた内耳の蝸牛菅があり、カリウムイオンを通じて神経の電気信号に変えて私たちは音を感じます。

遺伝性難聴の方は、カリウムイオンを細胞同士で結合するときの構造が崩れているためリンパ液に戻すことが難しい状況にあり、そのため音を感じることができないということなのです。

どうやってiPSで治すの?

iPS細胞(人口多機能性幹細胞)とは、人のiPS細胞から正常な細胞を作りそれを人体に送り込む再生医療のことです。

遺伝性難聴の原因はタンパク質「コネキシン26」にあるため、iPS細胞から正常な細胞を作りカリウムイオンの細胞を結合する構造を再現し治療していくということです。

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遺伝性ならではの治療方法としてiPS細胞のこれからの研究結果に注目していきたいですね。

 

 

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