【2019年9月19日 追記】
うつ伏せの姿勢はどうやってキープするの?
うつ伏せから回復するまでの道のりは何日くらいなの?
うつ伏せで過ごす時間は1日どれくらいなの?
身近な人や有名人が網膜剥離になったり、網膜剥離と診断されている人もいるかも知れませんが、その中でもうつ伏せが辛い・苦痛という話はよくあることですし、気になるところだと思います。
この記事では、2018年8月に、網膜剥離手術後のうつ伏せ生活を余儀なくされたサイト管理人であるボクの体験を交え、気になることをまとめてみました。
目次
なぜ、うつ伏せにならなきゃいけないの?
まずはじめに、このような疑問を感じた方も多いと思いますので、網膜剥離の種類や解決方法について、専門機関の記事を引用しながら説明します。まず、ボクが罹患した網膜剥離は、裂孔原性網膜剥離に分類されます。日本眼科学会によると、
網膜剥離の中で最も多くみられるもので、網膜に孔(網膜裂孔・網膜円孔)が開いてしまい、目の中にある水(液化硝子体)がその孔を通って網膜の下に入り込むことで発生します。一般に、はじめのうちは剥離した網膜の範囲は小さく、時間とともにだんだんこの範囲が拡大するというような経過をたどりますが、孔が大きいと一気に進みます。剥離が進行すればすべての網膜が剥がれてしまいます。網膜に孔が開く原因として、老化・網膜の萎縮・外傷などがあります。剥がれた網膜は光の刺激を脳に伝えることができません。また、剥がれた網膜には栄養が十分行き渡らなくなるため、網膜剥離の状態が長く続くと徐々に網膜の働きが低下してしまいます。そうなると、たとえ手術によって網膜が元の位置に戻せたとしても、見え方の回復が悪いといった後遺症を残すことがあります。遠視・正視よりも近視、特に強度近視でより多くみられ、どの年齢でも網膜剥離になる可能性がありますが20代と50代の人に多いといわれています。
また、医療行為の必要については、担当医師によれば、
手術以外の治療法はありません。
という事でしたので、硝子体茎顕微鏡下断離手術という手術をうけることになりました。
さて、ここから本題です。うつ伏せになる必要性に関して、手術後の話をすると日本眼科学会によれば、
目の中に細い手術器具を入れ、目の中から網膜剥離を治療する硝子体手術という方法です。この方法では、剥がれた網膜を押さえるために、ほぼ全例で目の中に空気や特殊なガスあるいはシリコーンオイルを入れます。この方法においても手術後にうつぶせなどの体位制限が必要となります。
とあります。つまり、硝子体にガスを入れて、剥がれかけた網膜をくっつけるためには、後頭部を上向きに(うつ伏せ)にした状態で生活する必要があるということですね。
うつ伏せの姿勢はどうやってキープするの?
ボクの場合、写真のような胸当てと穴あき枕が与えられました。これらを使って、うつ伏せ状態をキープしていました。
うつ伏せから回復するまでの道のりは何日くらい?
日本眼科学会によれば、
網膜剥離の重症度にもよりますが、手術療法では1回の手術につき1~3週間の入院を要することが一般的です
とありますが、ボクもその範囲内でした。その期間内で、まずはうつ伏せ姿勢を取り、横向き姿勢が許可され、次に上向きが許可される流れです。
うつ伏せで過ごす時間は1日どれくらい?
担当医師から、食事や、トイレなど、立っている必要が無い間は、ずっと下向きでいて下さいとのこと。ですから、就寝中や起床中もずっと、うつ伏せです。
何もしていないほうの目は見えますけれども、うつ伏せ意識する事自体、結構つらいです。特に夜寝る時はつらいです、何度も起きてしまって常に寝不足になりました。
楽しみといえば、3度の食事と、音楽を聞いたり、オーディオブックといって、スマホアプリから本を音声で読み上げてくれるサービスで読書をしまくったことです。
目の酷使が気になる方は、ポッドキャストやスマホのAmazonKindle読み上げ機能などもあるので【耳から情報を得るという選択】をこの機会に考えてみるのも良いと思います。
網膜剥離になった原因と予防策
ボク自身、飛蚊症を放置するとどうなるか、という意識が甘く、地元と眼科に行ったところ、「すぐに手術になる」だろうという判断をされました。ちなみに主な原因は体質とのことでした。
夏休み直前の出来事だったので、家族旅行も止む無くキャンセル。辛かったのはボクだけではありませんでした。ですから皆さんには、せめて緊急事態になる前に眼科に行き、見え方に変化がないかをチェックすることを強くオススメします。
また、目が頑張りすぎてストレスを感じていないかどうかを年に1回は確かめることにしました。
ボクとカメラマンふたりでストレスチェックしたら、衝撃の結果が…
アップで見ると、解析結果はこんな感じになります。
緑、黄、赤の順で眼のストレスが簡単にチェックできて便利ですね。皆さんにも目と耳に快適を!
【記事監修】アイジャパン株式会社 ビジョン&ヒアリングケア事業部 木村幸生
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