埼玉県深谷市の魅力ってなんだろう?
と聞かれれば、食べる・撮る・見るところがコンパクトに凝縮された街だと言えます。
このブログの運営者は、埼玉県を中心に55年、眼鏡・補聴器の販売店をチェーン展開する「アイメガネ」、記事を書くボクは当サイト管理人のKです。
前回の記事でも少し紹介しましたが、地元の方の情報など色々調べているうちに、この街の魅力に気付いてしまったのです。
そんなわけで、ボク自身足を運んで撮った、60枚の写真をもとに、食べるところ・写真を撮るところ・見どころを余すところなくご紹介します。
最後は、ご紹介したすべてを味わい尽くすとっておきの交通手段と、魅力を感じるけど行くのはちょっと、、、という方のために、深谷市の魅力をオンラインで感じる方法をご紹介するので、しばしお付き合いください。
目次
😋食べる
まず、観光に美味しい食べ物は欠かせませんよね。
この深谷という街には、調べるほど、美味しい食べ物があることが分かりました。
煮ぼうとう(太い麺とトロトロのおつゆ)
まずは、煮ぼうとう。
特徴は何と言っても、麺の太さです。
そして、トロトロのおつゆ。
ボクがお邪魔した割烹料理「楓」の女将さんによれば、このトロトロ感は、糖度の高い深谷ねぎがたっぷり入っているからこそ、なんだそう。
深谷の土は粘土質だから、高く土盛りができるんだそう。
さて、このお店、広い座敷があり、お子様メニューが豊富で、ご家族連れにも安心です。
なにより「割烹」と聞くと、ちょっと敷居が高い印象ですが、良心的な価格でボリュームなのが魅力。
カウンター席に座ると、有名人のサインがたくさん(近隣にゴルフ場があり、帰りに立ち寄るらしい)あるので、オーダーを待つ間も楽しめますよ。
住所:埼玉県深谷市大塚334
営業:11:30~14:00LO, 17:00~21:30LO(火曜日定休)
TEL: 048-587-3260
文月食堂(映画のロケ地で有名な大衆食堂)
続いては、文月食堂(ぶんげつしょくどう)。
人気メニューは、「モツ煮込み定食」ですが、ボクが夕方早めの時間にお邪魔した際には、「まだモツが煮込めていない」とのことで断念(笑)
代わりに頼んだ唐揚げ定食もなかなかでしたし、個人的に、キュウリがぬか漬けになっていたのが嬉しかった(笑)
また、店内に入ると、ここでも有名人のサインがズラリ。
最近では、11月6日に公開の「おらおらでひとりでいぐも」のロケ地にもなっています(若い頃の主人公桃子(蒼井優)が、未来の伴侶となる周造(東出昌大)に出会う食堂という設定です)。
この映画に出演している、若手俳優の浜田岳さんのサインもありました。
浜岡屋の塩豆(130年の老舗)
お腹が満たされたところでそろそろスイーツの時間、ということで、和菓子の浜岡屋をご紹介します。
2020年3月に駅周辺の区画整理により、旧店舗近くにリニューアルしたばかり。
130年続いている老舗和菓子店です。
店内にはカフェも併設されているので、あれこれ選んで店内でゆっくり味わうこともできます。
若女将に持ち帰り菓子のおすすめを聞いたところ、「塩豆」とのことで、さっそく購入。
柔らかく、絶妙な塩加減でした。
その他、羊羹、どらやき、アイスクリームなどもあり、どれも良心的な価格で魅力的でした。
📷撮る
レンガの駅(レンガの街 深谷)
深谷駅を下車するとまず目に飛び込んでくるのが、このレンガの駅舎です。
実はこのレンガ、もともと深谷市内で創業した日本煉瓦株式会社で作られたもの。
温かさのような、なんとも言えない魅力を感じませんか。
ちなみにこのレンガは、日本で始めて大量生産されたレンガとして有名で、東京駅や万世橋高架橋、赤坂離宮などでも使われており、日本の近代化に大きく寄与しています。
また、深谷の名産であるネギをイメージしたキャラクター「ふっかちゃん」があなたを出迎えてくれます。
JR深谷駅
住所:埼玉県深谷市西島町1丁目1
清風亭(安室ちゃんがロケに来たスペイン風建築)
さて、続いては清風亭という、建物を紹介します。
清風亭は渋沢栄一ゆかりの建物で、平成11年に東京世田谷区から深谷市に移築され、平成16年、埼玉県指定有形文化財に指定されました。
もう引退してしまいましたが、ファンの方ならご存知かも知れませんが、実はこの清風亭は、安室奈美恵のGIRL TALKというプロモーションビデオに使われたことで有名。
上の動画の背景に映る3つの窓、と下の写真に映る3つの窓が一致しているのがわかりますか。
常時公開さていているので、安室奈美恵ファンはもちろん、そうでない方も要チェックです。
深谷シネマ(レトロな酒蔵跡地)
続いて深谷シネマです、ここは全国でも唯一の酒蔵を改装した、街の映画館です。
おいおい、どこに映画館があるんだよ、と思ってしまう方もいるかも知れませんが、あるんです、席数57の小さな映画館が。
有名俳優さんも訪問されいるようで、サインがずら〜り。
👓見る
渋沢栄一記念館&中ん家(近代資本主義の父)
深谷市駅下車してまず目に飛び込んでくるのが、渋沢栄一のポスターです。
2021年2月より放送予定のNHK大河ドラマの主人公であり、2024年には新1万円札の顔となる深谷出身の偉人なのです。
近代資本主義の父と呼ばれた方で、若い頃から封建制度に疑問を持ち、社会の仕組みを変えたかったんだそう。
実際に記念館に行ってみると、渋沢栄一にまつわる資料だけでなく、アンドロイド(要予約)に会えました。
瞬きをするところなんかは、かなりリアル。
渋沢栄一という人物を、ちょっと身近に感じられるかも知れません。
記念館から徒歩圏内に生家である(中ん家)があります。
ちなみにこの家に23歳までここにいたそうです。
渋沢家はもともと名主(村の代表者)で、家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕などを手広く行っていたようです。
実際に見てみると、建築材料にはかなりこだわっていた様子。
居室の襖の戸板には、杉一枚板を使用していたり、黒檀でできた大柱もありました。
渋沢栄一の魅力をもっと知りたい人は、この論語の里アプリをチェックしてみてください。
深谷市論語の里ガイド
ちなみに、大河ドラマの「青天を衝け」というタイトルの由来ですが、渋沢栄一が信州を旅したときに、美しい景色を読んだ「巡信紀詩」の「内山挟」の一節が由来となっています。
勢は青天を衝き臂(ひじ)を攘(かかげ)て躋(のぼ)り
気は白雲を穿ち手に唾して征(ゆ)く
煉瓦資料館(週末のみ見学可能!?)
深谷駅で降車するとわかると思いますが、レンガが有名な街です。
このレンガは東京駅、赤坂離宮、碓氷峠のめがね橋など数多くの場所で使われているようです。
館内ではスタッフの方が親切に説明してくださるので、小さい施設ながら30分程度は時間がかかるかもしれません。
視点を変えると、一人でゆっくり見たい方にとっては親切すぎる説明が少し負担を感じるかもしれません(笑)
まとめ
ここまでが、ボクが実際に丸一日観光して感じた深谷市の魅力です。
ひとことで言えば、「都心からもアクセスが良く、日帰りもしくは1泊の観光にぴったり」ではないでしょうか。
ちなみに、撮るところ、見るところはすべて無料でガイドさんが説明してくれます。
ここからはさらに、「行ってみようかなぁ」と思った人、興味を持った人が1日で効率良く魅力を感じるためにおすすめの交通手段についてお伝えします。
おすすめはレンタル自転車
おすすめはズバリ、天気の良い日にレンタル自転車で回るのがおすすめ。
駅前で、午前11時〜午後4時30分まで、電動アシスト付き自転車なら1日1,000円)、普通の自転車は500円でレンタルできます。
理由は、あらゆる観光スポットがとてもコンパクトにまとまっているためスマホの地図を頼りにすれば街中スイスイ回れること。
そして、秩父方面を見れば、飯能の山から御荷鉾の山、日光方面は赤城山から男体山と眺望が良く、さっと車で移動してしまうのはもったいないこと。
ちなみに、コミュニティバス(片道300円)もありますが、本数が少なく、あまりおすすめできません。
レンタカーやタクシーの観光プランもありますよ。
行けなくても楽しめる深谷ねぎ入り餃子は通販専門
最後はこちら、深谷といばネギだよね、という話は冒頭にした通りですが、ご当地深谷ネギのたっぷり入った餃子が通販で買えるんです。
いや、通販でしか買えないんです。
その餃子がこちら。
ねぎ餃子 深谷本店で、圧倒的なネギの甘さをご堪能ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一部情報提供:アイメガネ深谷上柴西店
【記事監修】アイジャパン株式会社 事業本部コミュニケーションデザイン部 木村幸生
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