11月も終わり。今年もあと1ヵ月になりました。
年末といえば大掃除の季節ですよね。住まいの大掃除も少しずつ進めたいところですが……
毎日使うメガネも、この機会に大掃除をおすすめします!
メガネのお掃除、普段からしていますか?毎日お顔に接するものなのに、レンズをたまに拭くぐらいで、掃除らしい掃除はしていない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ご自宅で簡単にできるメガネの洗浄方法や、メガネをお掃除する上での注意点についてお伝えいたします。
今年も1年、あなたの目を支えてくれたメガネ。汚れをきれいに落として、気持ちよく新年を迎えませんか?
目次
メガネの洗浄方法
メガネをご自宅できれいにするための最も簡単な方法が「中性洗剤を使って水洗い」です。洗浄方法を詳しく紹介します。
①水でメガネを洗います。
メガネは繊細にできていますので、力を入れず、なでるようにやさしく流してください。
②台所用の中性洗剤を水で薄めて手で洗います。
皮脂やファンデーションなどで汚れがちな鼻パッドなど、フレーム部分もお忘れなく。
③水で洗い流します。
洗剤が残らないように、十分に洗い流しましょう。
④ティッシュでメガネに付いた水滴を吸い取ります。
こすらず押さえるようにするときれいに水滴を吸い取れます。
⑤最後にやわらかい布で拭きます。
水分が残るとサビの原因にもなりますので、レンズにもフレームにも水分が残らないようにします。
これで完了です。どこのご家庭にもある中性洗剤で、メガネはきれいになるんですね!
メガネのお掃除、この2つは必ず守ろう!
メガネをご自宅で洗うときは、以下の2点に注意してください。洗浄方法を間違えると、メガネを傷めてしまうおそれがあるからです。
1.お湯ではなく水で洗うこと
メガネを洗う場合は、必ず水で洗います。お湯を使ってはいけません。
メガネは急激な温度変化に弱いのです。メガネのレンズにはコーティングが施されているのですが、このコーティング、お湯をかけたりして温度が急激に変化すると、劣化していってしまいます。
熱湯はもちろんですが、手で触れる程度のお湯や湯気なども、メガネに少しずつダメージを与えていくものです。寒い冬、お湯を使いたくなる気持ちもわかりますが、メガネは水で洗うようにしましょう。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。メガネって想像以上にデリケートなんですね。
2.中性洗剤を使うこと
メガネは必ず中性洗剤で洗いましょう。アルカリ性や酸性の洗剤を使ってはいけません。
アルカリ性や酸性の洗剤を使うと、レンズのコーティングを剥がしてしまうおそれがあるのです。
普通のせっけんはアルカリ性ですし、ハンドソープやボディソープなどは「肌にやさしい弱酸性」をうたった製品もありますよね。どちらもNGです。シンプルな台所用洗剤がおすすめです。でも必ず薄めてくださいね。
また、メガネ用の洗剤も販売されています。専用洗剤であればメガネを傷めることもありませんので、なお安心ですね。
例えば、こちらの「メガネのシャンプー」。しつこい汚れもスッキリ洗浄してくれるメガネ専用洗剤です。
ほとんどの店舗で取り扱っています。気になる方は店頭でチェックしてみてください。
こんなときはプロの手が必要です
メガネの洗浄はご自宅でも可能ですが、こんな状態になってしまったら、プロの手が必要です。メガネ店にお持ちいただければ、修理・交換が可能ですのでご相談ください。
鼻パッドの汚れが落ちない・黄ばんでいる
メガネの鼻パッドは、鼻に直接当たって皮脂がついたり、女性ならファンデーションがついてしまったりして、とても汚れやすい場所です。
既にお伝えしたように水洗いをしたり、綿棒を使って掃除をすることもできますが、長年の汚れが蓄積されたり、経年劣化していくことで、黄ばみが残ってしまうことがあります。
鼻パッドは消耗品です。汚れがひどい場合や、長年使用しているメガネがある場合は、店舗にお持ちください。状態を確認して、必要に応じて洗浄や交換をいたします。
鼻パッドについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
フレームの広がり・歪み
使っているうちにフレームが広がったり歪んだりして、かけ心地が悪くなってしまうことがあります。あなたのメガネ、ちゃんとフィットしていますか?
ねじを締め直してみたり、自分でフレームに力を加えて直そうとしてみたりする人もいますが、ご自身で調整を試みるのはとても危険なこと。ねじを締めただけではフレームの歪みは取れませんし、下手に力を加えると、フレームがかえって歪むばかりか、折ってしまうおそれもあります。
フレームの広がりや歪みに気づいたら、メガネ店にお持ちください。プロの手であなたのお顔に合うようにしっかり調整いたします。
フレームを自己流で調整する危険性は、こちらの記事にも書きました。
年に一度の大掃除はメガネ店で!
メガネはご自宅で洗っても十分きれいになります。メガネはほこりや皮脂などで、いつの間にか汚れてしまうもの。直接お顔に触れるものですから、年1回と言わず、定期的に水洗いして清潔にしておきたいですね。
そして、年に一度の大掃除は、ぜひメガネ店をご活用ください。店舗にお持ちいただければ、鼻パッドの交換や、かけ心地の確認、歪みの修理なども可能です。掃除のついでに視力検査を受けるのも、目の健康のためにおすすめです。
年末に近づけば近づくほど慌ただしくなる12月。ぜひ今のうちに、最寄り店舗でご相談ください。
【記事監修】アイジャパン株式会社 ビジョン&ヒアリングケア事業部 木村幸生
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